6月のカレンダー
2012-06-03


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映画専門雑誌「スクリーン」付録の6月のカレンダーは、「何を隠そう!」(このフレーズは亡くなった土居まさるさんがよく使っていました)、スティーブ・マックィーンだ。マックィーンとの出会いは、中学校の頃(小学生だったかな?)、松竹セントラルでリバイバル上映された「大脱走」を見た時だと思う。同級生と一緒に見に行き、完全にはまってしまった。当時の映画館は、朝イチで入館したら、何回見てもよいことになっていたので、いつも最低3回は見ていたと思う。007シリーズやアメリカの有名な俳優の存在を教えてくれたのも、実はその同級生で、彼の家に遊びに行くと、早川の007シリーズの原作やアメリカのコミックなどがあり、単純にカルチャーショックを受けたものだった。彼とはその後、「GIジョー」の人形や、田宮の戦車プラモ「キングタイガー」「タイガーT型」などを作って遊ぶ仲になった。

話は戻るが、従ってマックィーンの映画で好きなのは、この「大脱走」となる。その後テレビでマックィーンが主演する「ハネムーンマシーン」という、B級コメディ、「シンシナティキッド」などを見るようになり、徐々に本格的なファンの道を歩むようになったわけです。
僕個人は、そのB級コメディ「ハネムーンマシーン」も好きで、ビデオがなかった時代なので、テープで音を録音し、何回も聞いていた記憶がある。

その頃のマックィーンは、「ブリット」「華麗なる賭け」まではすべてヒット。次の「華麗なる週末」が今いちだったと思う。これはウィリアム・フォクナーの文学作品「自動車泥棒」(だったと思うが?)が原作である。この頃からこの俳優は単なる人気アクション俳優ではなく、文学作品の映画化に踏み出していくのだ。

1970年代には、イプセンの「民衆の敵」という作品を作ったが、全くあたらずしかもマイクの影が映りこんだシーンがあったため、結局お蔵入りとなった。もちろん、ボクはこの作品をロードショーで見ており、パンフレットも持っている。ある意味ではお宝ものだ。でも、お蔵入りはもったいないと今も思う。今は誰がこの作品の所有者かわからないけど、DVDで復活させて欲しい。もしかすると、マックィーン家が所有者かもしれないけど、我らファンは待っておりますので、何等かの善処をお願いしたいところである。

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